熊本県には環境省によって認定を受けた日本名水百選が4ヶ所あります。そのひとつが産山村にある池山水源です。大野川の源流で毎分30トンもの水が湧き出しています。
周囲を樹齢数百年と言われる杉で囲まれているので、特に夏場の避暑に最適な場所です。
水源自体は池となっており、池のほとりと池の中に水神様が祀られています。この水神様は約220年ほど昔の水神様で、以前池を清掃している時に、池底から掘り出されました。その昔、大水害があった際に、数戸の家屋と共に流失した水神様でした。その後、新たに水神様を祀ってあったので、現在2体の水神様が水源を守っているのです。
この湧水は、地域住民の飲料水として、また清涼飲料水の加工原水として利用されています。
また、ヒゴタイ公園で見られるヒゴタイは、るり色の球を頭にのせた他の地域ではほとんど見られない阿蘇を代表する美しい花で、産山村の村花となっています。