健全な水循環(水質)水質保全への貢献

健全な水循環(水質)水質保全への貢献

川や海の水質汚濁の原因として、炊事・洗濯・入浴など人の日常生活に伴って排出される生活排水が大きな要因の一つに挙げられます。
生活排水の処理施設は、個別処理施設(生活排水を家庭や事業所ごとに処理する施設で、下水道と同等の恒久施設として普及が促進されている)と集合処理施設(家庭や事業所から排出される生活排水を下水管等で集め、終末処理場等でまとめて処理する施設で、市街地など人口密度の高い地域で普及している)に大別されます。
代表的な処理施設として、個別処理施設には浄化槽、集合処理施設には公共下水道、農業集落排水施設などがあります。

集合処理施設のない地域では、浄化槽が必要です。

きれいな水環境を守るためには、生活排水をきれいにしてから川や海に戻す事が必要なのです。
集合処理施設の整備されていない地域では、生活排水をキレイにしてくれる浄化槽の使用が必要なのです。

BODの割合と量

BODとは、「生物化学的酸素要求量」といわれるもので、水中で主に有機物質が微生物の働きで分解されるときに消費される酸素量のことです。 mg/lで表し、数値が大きければ汚濁物質も多いことになります。
これに水量(リットル/日)をかけたものを、BOD量あるいはBOD負荷量(g/日)といいます。

BOD量