つづら嶽城(つづらだけじょう) 所在地:玉名郡南関町

大津山山頂(奥がつづら嶽城址)

別名「大津山城」、応永三年(1395)より約200年間にわたり南関地方を治めた大津山氏の城跡です。
室町4代将軍足利義持の時、大津山一帯を賜り、日野資基(すけもと)が都より下り領主になったと「南関紀聞」に著されています。翌年大津山城を築城し、8代城主家稜(いえかど)まで居城としました。
大津山麓には、正治元年(1199)頃、阿蘇一の宮より2柱の神を勧請しお祭りを行った大津山阿蘇神社があります。
もともと関町の葉山に建立されていたのを6代城主資秋(すけあき)は日々の参拝に不便なため、当地に社殿を移し、そのため大津山阿蘇神社と云われるように成ったとのことです。現在は「南関町 健康とゆとりの森整備事業」として遊歩道も整備されています。
大津山阿蘇神社は皮膚病、大津山生目八幡宮には眼病に悩まれる参拝者が多く訪れるそうです。