八景水谷公園は、第5代肥後藩主細川綱利公によってこの地に茶屋が造られたことに始まります。
地名の由来は、ここから眺めた八つの景色…三嶽青嵐(さんがくせいらん)、金峯白雪(きんぼうはくせつ)、熊城暮靄(ゆうじょうぼあい)、壺田落雁(こでんらくがん)、浮島夜雨(うきしまよさめ)、龍山秋月(りゅうざんしゅうげつ)、亀井晩鐘(かめいばんしょう)、深林紅葉(しんりんこうよう)…を中国の瀟湖八景に因んで詠んだことと言われています。
熊本市の水道は、大正13年の給水開始以来、すべての水源を地下水を利用されており、ここ八景水谷水源も園内4つの井戸から取水され、市の中心部へ送られています。
周囲を流れる小川には水生生物が多く生息し、公園内にある「水の科学館」では、くまもとの水と自然との関わりをはじめ、ゲームや体験学習を通して、多くの事が学べる施設となっています。特に暑い時期には、水で遊ぶ子供たちでにぎわっています。