上井出用水(うわいでようすい)所在地:菊池郡大津町

上井出用水(うわいでようすい)所在地:菊池郡大津町

肥後初代藩主加藤清正の三男にして2代目藩主忠広によって、元和4年(1618年)に工事着手された上井出用水は、19年の歳月をかけ、寛永14年(1637年)細川忠利により、堰・制水門、水路が開削されました。

以来、360haの田畑を潤し、水車を利用した製材所、精米所等、様々に利用されてきました。平成18年2月には、疎水百選にも選定されています。

この用水に沿って、塘町筋があります。豊後街道に面しており、宿場形成のため住民を移動させるなど、政策的につくられた町並みです。

近くにはつつじ園、昭和園など沢山のつつじを楽しめる場所もあり、毎年大津つつじ祭りには多くの人で賑わいます。