阿蘇神社(あそじんじゃ)所在地:阿蘇市

阿蘇神社(あそじんじゃ)所在地:阿蘇市

阿蘇市一の宮町の名前の由来となっている肥後国一の宮の創建は紀元前281年といわれ、末社は全国450社を超えています。

主祭神は神武天皇の孫神、健磐龍命(一の宮)で、十二宮である第二代天皇、綏靖天皇まで十二の祭神が祀られています。

また阿蘇大宮司の祖は健磐龍命の子とされる速瓶玉命と言われ、現在まで連綿と祀職が継承されており、そのため阿蘇神社にまつわる神話や伝説は多く残され、それらにちなんだ古式豊かな祭礼や神事が今に伝えられています。
その中の1つ、国の重要無形民俗文化財である「火振り神事」には毎年多くの見物客が訪れます。

神社前の参道は、全国的に珍しい横参道になっており、仏教的要素を取り入れた二層桃山門式という建築様式の楼門は、日本三大楼門の一つであり、他に例を見ない貴重なものとして、国の重要文化財に指定されています。

また、ここ一の宮町は昔より地下水を噴出し、その神域に湧く水は美味豊潤な神の泉として珍重され、不老長寿の水として多くの人々に飲用されています。阿蘇神社の門前町は湧水がこんこんとあふれており、水基(水飲み場)めぐりができるようになっています。