第20回全国浄化槽技術研究集会が行われました

平成18年10月4日(水)、5日(木)の2日間、熊本市の熊本全日空ホテルニュースカイに於いて『第20回全国浄化槽技術研究集会』が開催されました。

 研究集会へは県内外から多くの浄化槽関係者の方々が集まり、2日間で延べ約1800名の参加があり、地域の水環境保全に対する意識の高さが伺える結果となりました。

 初日には、行政担当者研究会および検査員担当者研究会が開催され、検査員担当者研究会では、当協会の島田副会長による『信頼性確保のための浄化槽運用指針の策定』との表題で報告が行われ、今後の県内に於ける浄化槽関係者の規範となるであろう『浄化槽運用指針』について、その成り立ちや、内容について分かり易く解説が行われました。

 2日目には、研究発表及び全国集会が開催され、研究発表では当協会職員を含む県内関係者3名もそれぞれの研究テーマについて研究発表を行いました。
更に、全国集会では、八代市環境課宮川課長もパネリストの一員となり、『浄化槽のさらなる信頼性の確保に向けて』とのテーマでパネルディスカッションが行われ、各分野のパネリストによる、浄化槽の信頼性確保のための意見が積極的に交換されました。

 また、同日に研究集会と併催された『浄化槽トップセミナー熊本』では、財団法人日本環境整備教育センター調査研究部国安部長を講師にお招きし、『浄化槽による生活排水処理の優位性』(人口減少社会における生活排水処理のあり方(副題))とのテーマで県内の市町村長、議会関係者、行政担当者等を対象にセミナーが開催され、これからの県内市町村における生活排水処理施策に対する認識に一石を投じる良い機会となりました。

 この2日間の全国浄化槽研究集会を通じ、全国の浄化槽関係者との懇親を深め、最新の情報の収集や、意見等の交換など非常に有意義な研究集会となりました。
 最後になりましたが、今回の研究集会の開催にご尽力を賜りました当協会会員各位を始め関係者の皆様方に厚くお礼申し上げます。