樅木の吊橋(もみぎのつりばし)所在地:八代市

樅木の吊橋(もみぎのつりばし)所在地:八代市

八代市は、西は八代海、東は宮崎県と1つの市が、熊本県内を東西に縦断しています。
八代市の東に位置しているのが、全国有数の秘境として知られている五家荘(ごかのしょう)です。

伝説によると壇ノ浦の戦いで敗れた平清盛の孫、清経が追訴を逃れ、姓を緒方と変えて住んだといわれています。

また菅原道真の嫡男は政敵である藤原一族から逃れるため左座太郎と改名し、同じくこの地に逃げ延びたと言われています。かれらが住居に決めた5つの集落を総称して五家荘と呼んでいます。

山深き里にはせんだん轟と梅の木轟と言う2つの大きな滝があり、峡谷を結ぶいくつもの吊橋があります。

その中の1つが樅木の吊橋で、以前は生活のためのかずら橋でした。

現在は観光用として、2つの親子橋となっています。「あやとり橋」と「しゃくなげ橋」です。
普通の吊橋からは渓谷を見下ろすしかできませんが、ここは河原から2つの吊橋を見上げることができるので、違った角度からの吊橋を楽しむことができます。