浄化槽を支える人々

浄化槽は、家庭用から病院、マンション、住宅団地、スーパーマーケットに設置されているものまでいろいろな大きさのものがあります。関西国際空港に設置されている浄化槽は世界最大級で、きれいにされた水はトイレなどで再利用されています。

きれいな水を出す為には、浄化槽はきちんと工事をし、その後保守点検と清掃を行い、検査をすることが「浄化槽法」という法律で義務付けられています。その仕事をする人達は、法律などで決められている専門家で、いわば浄化槽を支えている人達です。工事は浄化槽設備士、保守点検は浄化槽管理士、清掃は浄化槽清掃技術者、検査は浄化槽検査員が行っています。これらの安心して任せられる専門家のおかげで、川や湖そして海の水がきれいになるのです。

浄化槽を支える人々

保守点検は、浄化槽管理士が行います

保守点検は、浄化槽法に定められた技術上の基準に従って行わなければ いけませんので、 国家資格(浄化槽管理士) を持ち、知事(熊本市では市長)の登録を受けた保守点検業者に委託しましょう。
なお、保守点検を行った場合、点検の記録票が渡されますので、3年間は保存しておいて下さい。
また、使用開始の直前に第1回目の保守点検を受なければいけません。

清掃は、浄化槽清掃技術者が行います

浄化槽の清掃は、「浄化槽清掃業」の許可を市町村長から受けた業者に委託しましょう。清掃後には清掃の記録票が渡されますので、3年間は保存しておいて下さい。

法定検査は、浄化槽検査員が行います

法定検査は、浄化槽検査員が行います。浄化槽検査員は、公正な判断力と専門的な知識、技能が必要とされます。熊本県浄化槽協会の検査員は、環境大臣が認定する講習会(浄化槽検査員認定講習会)を修了し、「浄化槽検査員」の資格を有しています。