儒学の祖「孔子」の生誕地であり、中国の聖地泗水の名をとり、孔子を敬慕してやまなかった漢学者の初代村長西佐一郎氏が命名したのが泗水町でした。
「有朋の里」孔子公園は「魂のふるさとづくり」の一環として誕生しました。中国文化に流れる孔子の思想を、より忠実に伝えるため、中国の宮廷をテーマとした建築様式が採用されました。中国古来の工法で、中国と日本の建築家による共同プロジェクトで建築され、中国文化が純粋に再現されています。ここでは、孔子の遺徳を偲ぶため、毎年9月第4日曜日に地元の有志58名によって祭孔大典(さいこうたいてん)が開催されています。祭孔大典とは、孔子が生まれたといわれる9月に、中国曲阜市(きょくふ)にある孔廟(こうびょう)の大成殿で毎年挙行されるものです。中国古代の音楽と舞をもとにして、隋の時代にまとめられ、清の時代に現在の形になり完成されたものといわれています。その音楽は、中国古来の楽器を用いたもので、独特な音色と神秘的な曲をかなで、鮮やかな衣装を着た舞生がその曲に合わせて踊ります。
公園内は、論語百選として孔子の言葉があちこちに建てられ、それを見ながら散歩をするにもよい雰囲気の公園となっています。合格橋がかけられており、試験合格を目指し、渡る方もおられます。